牛肉の赤ワイン煮

このレシピについて

マリネして、ゆっくり煮る。調理はそれだけ。
特別な日のディナーに赤ワインを丸1本使った、スプーンで切れるお肉をどうぞ。

赤ワイン、梅干し、お酢の3つの酸の力でお肉がホロっと柔らかい。煮込むと酸味は飛んで、甘みだけが残ります。

素材からの栄養がスープにしっかり溶け込んで、みんなが笑顔になる美味しさです。
出来上がるまでのんびり、のんびり待ちましょう。

“もりくみこ”
もりくみこ

家族の体は、お母さん、お父さんの作るご飯でできている。「こだわるけど、とらわれない」を基本に、簡単シンプルレシピをお届け。

コツ・ポイント

■マリネから冷まして完成まで丸2日かかりますが、どの工程も基本は放っておくだけなので単純・簡単です。
■梅干しとお酢のWの酸の力でお肉がホロっと柔らかくなります。
■にんじん以外にも、ブツ切りにしたれんこんやごぼう等を入れても合いますよ。

材料

(4人分)
・牛すね肉or肩ロース肉かたまり(なければ豚バラ肉や牛バラ肉ブロックでも可)600g
・赤ワイン(安いものでOK!) 1本
・★バルサミコ酢(または米酢やリンゴ酢でもOK) 大さじ2
・★梅干し2個
・★はちみつ 大さじ1〜ワインの甘さで調整
・★セロリ1本
・★塩小さじ1/2
玉ねぎ2個
にんじん2本
■マリネ用
・玉ねぎのすりおろし1/2個分
・リンゴのすりおろし1/2個分
・にんにくのすりおろし1片分
・ローリエ 1枚
・塩、こしょう少々

作り方

※脂身の多い豚バラ肉や、牛バラ肉のブロックを使う場合は、最初にたっぷりの湯でサッとゆでて油抜きをしてください。

牛肉の赤ワイン煮

牛肉は大きくぶつ切りにして、マリネ材料と一緒に保存容器に入れ、赤ワインを肉がひたひたにつかるまで注いで冷蔵庫に一晩おく。

翌日肉の水けをふき、小麦粉をまぶし、少量の油をひいたフライパンでこんがり焼き目をつける。
ここでだいぶ脂が落ちます。

肉の脂を切ったら、残ったマリネ液・具・★の材料をすべて鍋に入れ、残りのワイン全量を注ぎ、火にかける。

完全に沸騰したらアクをとって弱火にし、そのまま1時間ほど煮込む。
(圧力鍋の場合は加圧後25〜30分煮込む)

半分に切った玉ねぎとにんじんを入れ、再び中火にする。
煮立ったら弱火に戻し、野菜が柔らかくなるまで30分ほど煮込む。

火を止めたら鍋をセーターかバスタオルで包み、完全に冷めるまでそのまま放置して、余熱でゆっくり味を含ませる。

翌日、お肉と玉ねぎがトロッと柔らかくなっています。鍋を温め直して、味をみて必要であれば塩・胡椒で調味して出来上がり。

牛肉の赤ワイン煮

一度冷ますことでうま味成分が凝縮し、2日目のカレーのように美味しくなります。
出来上がるまで、のんびり待ちましょう。

栄養素(1人分)

エネルギー
481kcal
タンパク質
32.1g
脂質
12.0g
炭水化物
30.8g
食物繊維
4.9g
塩分
2.9g