こんにちは!編集部 管理栄養士の高橋です。

今回は、健康にいい油として注目されている【オリーブオイル】についてまとめてみました。

スーパー等で売っているオリーブオイルは価格が様々。
オリーブオイル」と、「エキストラバージンオリーブオイル
何の違いによるものなのか?
そして、オリーブオイルがなぜ健康にいいと注目されているのか?

1 オリーブオイルとは

オリーブオイルは、オリーブの果実そのものを搾り作られたもの。
言い換えれば、オリーブのフレッシュジュースのようなものなんです!

そのため、フルーティで香りがいいことが最大の特徴になります!

また、産地や栽培方法、収穫時期、品種によって異なる個性を味わうことが出来るのも、オリーブオイルを選ぶ楽しみの一つです。

2 オリーブオイルの品質を決める国際基準と、日本基準には違いがある!

国際基準

オリーブオイルの品質について、明確な国際基準というものがあります。
これを決めているのは、国際オリーブ協議会(以降IOCとします)という機関で、世界のオリーブ生産国のほぼ総て(97%)が属する、オリーブ業界における唯一の世界的機関です。

IOCはまず、オリーブオイルの品質分類に関して
エキストラバージンオリーブオイルを頂点に9種類もの分類をしています。
IOCの基準について詳しくみたい方はこちら
そしてIOCは、最高品質のオリーブオイルであるエキストラバージンオリーブ】を名乗るために、厳しい基準をクリアすることが定められています
その一つが酸度が0.8以下であることです。

日本基準

しかし、現在、日本の市場に流通している【エキストラバージンオリーブオイル】として売られているオリーブオイルのかなりのものが、上記の国際基準を満たしていないそうなんです!!!

驚きです!!

一体なぜこのようなことが起きてしまうのか?

その理由は以下の2つのことがあるからだそうです!

① 日本はIOCに参加していないため、この世界基準が一般に認知されていないこと
② 農林水産省の農産物に対する法律であるJAS法でのオリーブオイルの基準が
1、「エキストラバージンオリーブオイル」と言う定義そのものがない!
「オリーブ油」と「精製オリーブ油」のみの分類であること。
2、「オリーブ油の酸価は2%以下」の規定しか無いこと。

だから、酸価2%以下のオリーブオイルを「エキストラバージンオリーブオイル」と言っても問題にはならない

ということがあるみたいなんですよ!

3 なぜオリーブオイルの価格に差があるのか

オリーブオイルの値段には結構差があると感じている方もいると思います。
その理由としては、毎年オリーブの果実を収穫をするので、売りきらないと新しく搾ったオリーブオイルを保存タンクに入れられなくなるそうです。もし余ってしまったら、加工用のオリーブオイルとして安く売らなければなりません。
なので、加工用では販売したくない生産者が、売り切れるような価格設定をしているそうなんです!
そのことから、たとえ同じ品質でも価格が違うことがあるそうです!

産地

また、大きな違いはオリーブの産地です。
特に、シチリア島などにあるオリーブの果実は身が小さく、味は最高に美味しいですが、採れる量も少なく、手間がかかるため値段は高いそうです!
オリーブの果実から搾って新鮮なまま作られているので、
品質のいいオリーブオイル500mlで4000円程!

値段が高いオリーブオイルは、オリーブの木から実を採り、その日のうちに搾って作られています。
細かい作業を行い、酸度が低く新鮮でフルーティ、食品に付けても美味しいく、そのままスプーンで飲めるようなオリーブオイルの値段は高いです。ですのでその分、美味しい!

4 オリーブオイルの栄養、健康について

オリーブの実を搾って作られる「オリーブのジュース」のような「本物のオリーブオイル」には、オリーブの実に自然に備わった健康成分がいっぱい詰まっています。

オレイン酸

オイーブオイルには全体の70%~80%ものオレイン酸が含まれています。
オレイン酸という名前は、オリーブ (Olea europaea)の油を由来としているみたいです!!
オレイン酸は善玉コレステロールは減少させずに、悪玉コレステロールを減らす働きがあるそうです。
そのため、心筋梗塞・脳梗塞・高血圧・生活習慣病の予防に役立つ効果があると言われています。

 

オリーブオイルについて色々まとめてみました!

オリーブオイルは細かい作業をして作られているから、
本当のエキストラバージンオリーブオイルはいい値段がするんですね!

くみんちゅも編集部もおすすめオリーブオイル【フシコス】をご紹介!

フシコス
フシコス
フシコスは、世界で初めてオリーブが栽培されたとされている、ギリシャ・クレタ島で作られたオリーブオイルです。
また、最も酸化しにくいと言われている品種を使用しているそうです。

そんな拘りのオリーブを、収穫して12時間以内に、オリーブオイルにする作業を始め、
コールドプレス製法で丁寧に作られたのが、このフシコスです。
酸度は0.27%と正真正銘のエキストラバージンオリーブオイルです。

感動するくらいにサラサラで新鮮な風味。一口食べると、フレッシュさを感じます。
野菜にオリーブオイルと塩だけで、お洒落&贅沢な気分を味わえます!
私は、パンにオリーブオイルを付けて食べる事が好きでおすすめです。
家族や友人へのプレゼントとしてもぴったり!
一度このオリーブオイルの味をみなさんにも試してほしいです!

少しでも気になった方はこちらをみてね!!
フシコス

https://mori-kumiko.com/item_simple/shokuhin/phusikos/
自分の好みにあったオリーブオイルを探してみることも楽しいかもしれないですね!


参照元:農林水産省HP、Nippon Olive