焼き大根の炊き込みご飯

このレシピについて

足下から温まる根菜の滋養がたっぷりと詰まった炊き込みごはんを紹介します。
大根と油揚げをごま油で香ばしく炒めて、ご飯と一緒に炊き込むだけ。
お肉を入れなくても、
だし汁を加えなくても、
じゅうぶん美味しいコクが出ます。
濃いめに味つけしたごはんは、焼きおにぎりにしても美味しい!
ごま油がお米をコーティングするので、冷めてもパサパサになりません。
大地にしっかり根をはる根菜類や冬野菜は、体を温め、冬場の腸を引き締めて腸内環境を整えてくれますね。
大根がない時は、白菜で作っても美味しいんですよ。
白菜も大根と同じく、しみじみコクのある出汁がでますから。
鍋もので余らせがちな白菜や大根があれば、ぜひ試してみてくださいね。
春になっても冷えを持ち越さないために、寒い時期は陽性の根菜類の力を蓄えましょ。
“もりくみこ”
もりくみこ

家族の体は、お母さん、お父さんの作るご飯でできている。「こだわるけど、とらわれない」を基本に、簡単シンプルレシピをお届け。

コツ・ポイント

■大根は5mm厚さにスライスして、半日ほど天日で干しておくと、甘みと旨味が凝縮してさらに美味しくなります。
白菜の場合は縦4つに切り、同じように天日で半日〜1日干します。
干すことでカルシウムやビタミンDなどの栄養素もグンとアップしますよ。

材料

(3合分)
・米3合
・大根(または白菜)20cmぐらい
・油揚げ2枚
・塩適量
・ごま油ぐるっとふたまわし
・しょうゆぐるっとひとまわし
・★酒大さじ1
・★みりん大さじ2
・★しょうゆ大さじ2
・☆塩小さじ1/2
・(あれば)昆布5cm
・※具材は他に戻しひじきやにんじん、ごぼうなど、好みのものを入れても。水加減は変わりません。

作り方

大根(または白菜)は、いちょう切りor棒切り。
油揚げは油抜きしてから細切り。
フライパンにごま油を熱し、大根を塩で炒める。

大根が透き通ってきたら油揚げも加え炒め合わせ、醤油をまわしかける。
香ばしい香りがたったら火を止める。この時点で美味!

炊飯器に米、★の調味料、③の煮汁があれば入れる。
そこにを3合の目盛りまで注ぎ、塩(☆)を加え、軽く混ぜる。

焼き大根の炊き込みご飯

最後に具材と昆布をのせ、スイッチオン。普通に炊く。
塩加減はお好みで。このご飯は少し濃いめの味つけにするのが美味しい。

焼き大根の炊き込みご飯

大根の葉があればみじん切りにして塩揉みし、炊き上がったご飯に混ぜて下さい。
大根の葉には鉄分・カルシウムがたっぷりです!

【土鍋で炊く場合】
は、米3合につき3カップ。
なので、と、★の調味料、②の煮汁を合わせて3カップ用意します。

米を洗ったら土鍋に入れ、調味液を合わせた3カップのを加え、30分吸水させる。(この吸水が大事です)

焼き大根の炊き込みご飯

吸水が終わったら塩(☆)を加え、軽く混ぜる。
米の上に具材をちらし、昆布をのせたら土鍋を強火にかける。

5分ほどで沸騰してきます。
穴から勢いのある蒸気が吹き出してきたら弱火にし、15分煮る。
(途中ふたを開けても大丈夫)

焼き大根の炊き込みご飯

穴から湯気がごく細くなってきたら炊きあがりの合図。
火を止めてそのまま10〜15分間蒸らして出来上がり。

焼き大根の炊き込みご飯

蒸らし終わったらすぐにしゃもじで底からかき混ぜ、空気を入れる。
油揚の代わりに豚肉や鶏肉を入れても美味しいです。

焼き大根の炊き込みご飯

土鍋ご飯をすぐに食べない場合は、おひつに入れておくと便利。水はけがよいので冷蔵庫に入れなくても傷まず、冷めても美味しい!

栄養素(1杯(180g))

エネルギー
198.1kcal
タンパク質
3.8g
脂質
2.7g
炭水化物
37.6g
食物繊維
0.6g
塩分
1.0g