砂糖不要の発酵あんこ

このレシピについて

どうせあんこを楽しむなら、
おいしく腸内環境改善!

砂糖もみりんもデーツなどの果糖も代替甘味料も使わずに、
米麹の発酵の力で甘くするノンシュガーあんこ、「発酵あんこ」です。

作り方は、甘酒の作り方と同じですね。

柔らかく炊いた小豆と、米麹と、水を混ぜて、
炊飯器の保温モードで発酵させるだけ。

砂糖を入れていないのに、半日後には糖度が増してとっても甘くなります。
ふやけた麹はつぶあんに混ぜ込んでしまうので、
麹の食感も気になりません。
たくさん作って冷凍もできます。

酵素が生きているRAWなあんこ。
体においしく、お腹にやさしい。

子供にも大人にも、毎日の体をつくるおやつは、こんなのがいいね。

“もりくみこ”
もりくみこ

家族の体は、お母さん、お父さんの作るご飯でできている。「こだわるけど、とらわれない」を基本に、簡単シンプルレシピをお届け。

コツ・ポイント

■あんこのかたさや水分量は、自分好みに調整してください。
水分量はそんなに気にしなくても美味しくできるので大丈夫ですよ。

材料

(作りやすい分量)
・小豆200g
3〜4カップ
・塩小さじ1/2弱
・米麹(乾燥)200g(小豆と同量)
1カップ(様子をみて調整する)

作り方

【まずは小豆の渋切り(アク抜き)をする】
よく洗った小豆とたっぷりのを鍋に入れ、火にかける。

沸騰したらそのまま5分煮て、ザルにあけて湯を捨てる。
これで渋切りは完了。

【次に小豆を煮る】
鍋に小豆と新しい3カップを入れて火にかける。

沸騰したら弱火にし、小豆が柔らかくなるまで60分ほど煮る。
途中水分がなくなるようならを1カップ足して、さらに煮る。

小豆麹

小豆が指で簡単につぶれるくらいになったら塩を加え、少し煮詰めて水分を飛ばしたら完成。
(市販のゆであずきぐらいが目安)

【小豆を炊飯器で煮る場合】
①の方法で渋切りした小豆、塩、4カップを炊飯釜に入れ、「玄米モード」のスイッチをオン。

小豆麹

炊飯が終了し、小豆が指で簡単につぶせるぐらいに柔らかくなっていたら終了。
まだ固かったらもう一度炊飯スイッチを押す。

炊飯が終了したら、保温状態で全体を混ぜながら好みの水分量に調整して出来上がり。

【麹を加え、発酵させる】
柔らかく煮た小豆と、手でほぐした米麹、1/2〜1カップを炊飯器に入れ、混ぜる。

小豆麹

の量は小豆と麹が程よくドロッとするぐらいが目安。
が少なすぎると発酵がうまくいかず、多すぎても水っぽくなります。

炊飯器のフタはせずに、釜の上に濡れ布巾をかぶせたら「保温」スイッチを押す。
6〜8時間保温状態にして発酵させる。

できれば2〜3時間ごとに全体をかき混ぜたり、濡れ布巾が乾燥してきたら新しく変えるなど、様子をみてください。

小豆麹

また、保温中に水分が飛んで固くなってしまうようなら、60度ぐらいのお湯を少し足して、水分を調節します。

小豆麹

出来上がったら全体をよく混ぜて、好みのつぶあんにする。
保存容器に入れ、1週間冷蔵保存可能。小分けにして冷凍もできます。

砂糖不要の発酵あんこ

小豆は腎の薬。
体のめぐりを良くするサポニンとカリウムが解毒機能を高め、むくみをとります。
ポリフェノールもカカオ並み!

自然な甘さ。砂糖不要の発酵あんこ 小豆麹。

和のスイーツだけでなく、あんバタートーストを楽しむのが私のお気に入り。
ノンシュガーあんぱんを作っても美味しいです。

自然な甘さ。砂糖不要の発酵あんこ 小豆麹。

ゆるめに仕上げると、おしるこのような美味しさに。
水分少なめで固めに仕上げると、あんぱん作りやトーストに丁度良いです。

自然な甘さ。砂糖不要の発酵あんこ 小豆麹。

夏はそのまま型に流して凍らせば、酵素たっぷりのあずきバーに。
生クリームやココナッツミルクを混ぜて固めても美味しいです!

小豆麹

おいもぜんざいにトッピングすれば、まさに腎を養う「薬膳スイーツ」に。

◆作り方はこちらを参照
材料4つだけ。お腹に優しいおいもぜんざい。

栄養素

エネルギー
1250kcal
タンパク質
52.5g
脂質
7.8g
炭水化物
235.8g
食物繊維
38.4g
塩分
3.0g